部長・課長の残酷 給料・出世・役職定年#14Photo:Paper Boat Creative/gettyimages

出世すれば基本的に年収はアップする。しかし、そもそもどの業界を選ぶかの時点で、年収格差がついてしまう。課長の年収が高い業界はどこか。特集『部長・課長の残酷 給料・出世・役職定年』の#14では、16業界別に課長の年収ランキングをまとめた。(ダイヤモンド編集部副編集長 大矢博之)

「週刊ダイヤモンド」2023年4月1日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

日本に174万人いる課長
16業界別の年収ランキング

 部長・課長の年収事情は業界によっても異なる。生涯年収は、どの業界を志すかを決めた時点で大差がつく。

 ダイヤモンド編集部は厚生労働省の「賃金構造基本統計調査(2021年)」を基に、16業界別の部長・課長の平均年収を、全企業と大企業(常用労働者1000人以上)についてランキング化した。

 特集#12『部長の年収が高い業界ランキング【16業界】3位情報通信1065万円、1位は?』では部長の年収についてまとめたが、今回はその課長版だ。賃金構造基本統計調査によれば日本には174万人の課長が存在する。

 次ページでは、16業界別に課長の年収ランキングを詳報する。3位は電気・ガス・水道業界で、平均年収は917万円。課長で年収1000万円を超える業界はどこなのか。