アサヒ、キリン、サントリー、サッポロの4社がしのぎを削るビール業界。4社間の「給与格差」がある一方で、バブル入社組があふれ返るいびつな人員構成は共通課題だ。特集『部長・課長の残酷 給料・出世・役職定年』の#13では、ビール大手4社の年収格差やシニアへの待遇差に迫る。(ダイヤモンド編集部 山本興陽)
ビールシェア1割台でも
サントリーとサッポロの年収格差
「サントリーの課長は、うちの同じクラスの役職の1.5倍の年収をもらっていますよ」。サッポロビールのある関係者は、そう苦笑いする。
アサヒビール、キリンビール、サントリー、サッポロビールの4社がしのぎを削るビール業界。2022年のビール類シェアはアサヒが36.5%、キリンが35.7%、サントリーが16.2%、サッポロが11.6%だった。アサヒとキリンの2強から大きく離れ、サントリーとサッポロが続く構図だ。
しかし、冒頭のサッポロ関係者が証言するように、シェアが共に1割台のサントリーとサッポロであっても、部長・課長の給与事情は大きく異なる。
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