言うことを全く聞かない若手の部下がいたら、
どうしますか?

○面接官が知りたいのはココ
論理的に自分の考えを話してね
時流に即した育成方法を教えてほしい

 このような仮定の質問では、仮説を立ててから論理的に持論を展開する力が試されます。

 特にミドルは人材育成を求められることが多いので、仮の話であっても、地に足の着いた現実的な人材育成力を語り、その力を発揮するシーンをイメージさせてください。

「私の若い頃は厳しく育てられたので、この部下にも同じ方法で言うことを聞かせます」と回答すると、「それは今の時代に現実的なやり方なのか?」という懸念が出くることでしょう。

 応募者独自の育成方法があってもちろん良いのですが、今の若手社員に合ったものを述べることが大切です。面接官に「この人には当社の大事な若手を任せられない」と思わせないようにしなければなりません。

 実際に同じような経験があり、習得したことがあれば、それを語れば納得感が高まります。

 なければ、後輩と接した類似体験から今の若手の特性や思考を知っているので、このように対応していきたいといった回答をしておきましょう。

○たとえばこういう人の場合
39歳女性、大卒。現在まで2社に勤務。管理職経験あり。
今回は3社目の転職で、同業種・同職種への応募。

【NG!】「部下を持った経験がないので何とも言えませんが、一生懸命向き合うことで活路を見出したいと思います」

 経験がないからといって、抽象論だけで終わるのは良くありません。