事件の概要と、事件後の行動
Aさん(20代女性)は、ある日の深夜0時に某ホストクラブを訪れ、明け方の3時頃まで飲酒。泥酔状態となりカウンターで眠り込んでしまった。
午前5時頃にふと目を覚ますと、なんと同ホストクラブのスタッフB(20代・男性)が彼女を店の外に連れ出すところだった。まだ泥酔状態だったAさんは抵抗できず、強引に手を引かれて歩き、数回転んで全治2週間の裂傷を複数箇所に負いながら屋外の駐車場に連れて行かれ、Bの性器を無理矢理挿入され、膣内に射精された。
Aさんは事件の当日、警察署に相談に行った。警察は膣内に残った犯人の精液を採取するなどの調査を行い、何者かに無理やり性行為をされたことが明らかな状況となった。転んだ際のケガについても、医療機関で診断書を取得した。
ところが、AさんがBに対して刑事告訴を行いたいと申し出ると、警察の担当者はそれを断ったという。
困ったAさんは、「警察で断られたのですが、本当にBを性犯罪で訴えることはできないのですか?」と当事務所へ相談に訪れた。