コロナ禍で経済動向が大きく変わる中、主要企業はどの大学から学生を採用したのか。総合商社、コンサル、金融、メーカー、流通、運輸、情報通信など企業別2022年採用大学ランキングを作成した。今回は、大手電子部品メーカーの採用大学ランキングをお届けする。(文/ダイヤモンド・ライフ編集部、データ提供/大学通信)

スマホ普及やEV化の波に乗る
海外メーカーにも部品供給

 日本を「電子立国」にして経済成長を支えた電機メーカーは、2000年代に入って海外メーカーの台頭で激しい競争にさらされるようになり、メーカー各社は生き残りをかけて選択と集中を進めてきた。

 電機メーカーが再編を進める一方で、電子部品メーカーはしたたかに成長してきた。スマートフォンなど新製品のキーデバイスを押さえ、自動車の電動化(EV化)の波に乗ってきた。海外にも拠点を置き、国内メーカーのみならず海外メーカーにも部品を供給。過酷な競争を勝ち残る体力をつけてきた。

 日本の電機産業を支えているのは電子部品メーカーだと言っても過言ではない。そんな中でも京都市には大手電子部品メーカーが集積しており、「電子部品の都」と称されている。

 そんな京都市に本社を置く電子部品メーカー3社の21年「採用大学」ランキングでは、ニデック(旧日本電産)は1位立命館大学、2位は同人数で神戸大学と同志社大学。京セラは1位同志社大学、2位立命館大学、3位九州工業大学。オムロンは1位が同人数で大阪大学と同志社大学、3位京都大学だった。

 果たして、22年のランキングに変化はあったのだろうか。

電子部品メーカー主要3社「採用大学」ランキング2022最新版!色濃く見える「地域性」とは?