近藤聡・EYストラテジー・アンド・コンサルティング社長Photo by Akira Yamamoto

Big4の一角、EYストラテジー・アンド・コンサルティングは、デロイト出身の“超大物”コンサルタントである近藤聡社長の下、急成長を遂げ、人員数も2年で約5割増の約4000人に急拡大した。長期連載『コンサル大解剖』の本稿では、全3回のインタビュー記事の後編として、近藤氏に今後の人員の採用数に加え、競合とは明確に異なるEYの中途採用の特徴について語ってもらった。(聞き手/ダイヤモンド編集部 山本 輝)

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EYの人員数は約4000人に
今後の採用計画は?

――EYストラテジー・アンド・コンサルティングの人員数は、2021年6月末の2739人から23年6月末には約4000人と数年で急拡大しています。今後の採用計画はいかがでしょうか。

 まだまだ安定的な市場シェアには達していませんし、相変わらず成長モードは続けていきますので、採用の手を緩めるつもりはありません。

 現在だと、年間大体1000人以上を採用しているのですが、来期もそのペースを継続させます。

――新卒、中途などの内訳はいかがでしょうか。

次ページでは、近藤社長が来期の採用計画について、新卒、第二新卒、中途の別に、細かい人数の内訳を明らかにする。さらに、EYの中途採用では、ライバルのファームとは少し異なる「ある特徴」があるという。テクノロジー系のビジネスには傾斜しないと断言するEYの戦略と密接に関連したその特徴とは。