大学 地殻変動#4Photo by Yoshihisa Wada

2027年に創立150周年を迎える学習院。この節目のタイミングで、学校法人学習院は学習院大学と学習院女子大学を統合することを決めた。耀英一・学習院院長が統合発表後、初めてメディアに登場。特集『大学 地殻変動』(全21回)の#4では、インタビュー前編として、統合決断に至った経緯を明かした。インタビュー後編(本特集#5『学習院と学習院女子統合で「女子大入学→大学卒業」の学生も!その“お得”期間は?』)では、受験生への影響、統合後のキャンパス問題に迫った。(ルートマップマガジン社取締役・編集長 西田浩史、ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)

「統合」サプライズ発表
なぜ夜の7時だった?

――7月27日午後7時、学習院大学と学習院女子大学を統合する発表文を公表しました。なぜ夜に発表したのですか。

 ホームページに発表文を載せたこの日のこの時間、学習院女子大の学生や保護者に向けた第1回の説明会を開催しました。説明会はこの日を皮切りに4回開催しました。

――女子大が同じグループや関係の深い共学の大学と統合する可能性はかねて話題に上っていました。動向が注目されていたのが学習院女子大、同志社女子大学、甲南女子大学、西南女学院大学。ただ、学習院女子大が先行するというのはうわさにも上がっておらず、サプライズ発表でした。

 第一に考えるべきなのは学生や保護者を不安にさせないことであり、彼女らに伝えるタイミングまで秘密を貫きました。文部科学省とのやりとりの中で詳細は変わってくる可能性があり、今発表できるのは「構想中の計画として最短で2026年4月統合」を決定したことくらい。それでも、将来に向けて考えていることをまず伝えました。

――「統合」という答えを導き出すまでの経緯は?