大学 地殻変動#14Photo:PIXTA

入学しやすくて有名企業への就職率が高い大学はどこか。特集『大学 地殻変動』(全21回)の#14では、主要400社への就職率が10%を超える77大学を対象に、四つの就職率帯に分けて、偏差値の低い順にランキングを作成。加えて時流に乗って、大手コンサルティング会社、米国の巨大IT企業である「GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック〈メタ〉、アマゾン・ドット・コム)」4社への就職者が多い大学を順位付けした。(ルートマップマガジン社取締役・編集長 西田浩史、ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)

有名難関大学より入学しやすいのに
有名企業の就職率で勝る大学とは?

「有名企業で働きたければ、有名大学に入るべし!」。これは真実であり、真実ではない。

 旧帝大(東京大学、京都大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学)や早慶・MARCH(早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)に入れば、有名企業に就職しやすい。今人気の高い就職先である大手コンサルティング会社や米国の巨大IT企業であるGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック〈メタ〉、アマゾン・ドット・コム)しかりだ。

 一方で、それらの大学よりも入試難度ははるかに低いのに、就職率で上回るところがあるというのも真実だ。

 そこで大学通信とベネッセホールディングスからデータ提供の協力を得て、有名難関大学よりも入りやすいのに有名企業に就職しやすい大学についてランキングを作成した。

 次ページでは、まずコンサル大手とGAFAの大学別就職者数ランキングを、続いて主要400社への就職率が10%を超える77大学を対象に偏差値の低い大学から順位付けする“就職レバレッジ”ランキングを公開する。