ハワイの山火事は、保険業界を揺るがす悲劇的な状況を浮き彫りにしている。これまで「二次的」と見なされてきた災害による損害が増加しているのだ。  いわゆる二次災害はハリケーンや地震などの一次災害よりも頻度は高いが、一般的に個々の二次災害の深刻度は低い。だが、近年起きている山火事や暴風雨、河川の氾濫、地滑りといった災害は、保険の損害を並外れて大きなものにしている。