経験やスキルが得られたことで
自社を高評価しながら「卒業」

 今回のランキングでは、外資系は1位マッキンゼー・アンド・カンパニー、2位グーグル、3位P&Gジャパン。日系は1位リクルートマネジメントソリューションズ、2位特許庁、3位リクルートという結果だった。

 会社を評価しているにもかかわらず、辞めるのにはどんな理由があるのか。ランクインしたコンサルティング企業とリクルートグループ各社に寄せられた「退職検討理由」のクチコミ(原文ママ)を見てみよう。

「他にやりたいことができたために退職をした。ただこの会社で時間を過ごしたことには一切後悔していない」(コンサルタント、男性、マッキンゼー・アンド・カンパニー)

「これまでの法人営業・営業企画の能力が最大限活かせると思ったため。新しい環境でチャレンジしたいという前向きな転職で、不満があって辞めたわけではない」(営業、女性、リクルートマネジメントソリューションズ)

 クチコミを見ると、「次のステップに進むため」「起業・独立のため」と前向きな退職だとうかがえる声が多数あった。「いつかは退職をする」というマインドセットと共に入社し、望んだ経験やスキルが得られたことに対して自社を高評価しながら「卒業」をする様子がうかがえる。

>>外資系vs日系、退職者が選ぶ「辞めたけど良い会社」ランキング【完全版】を読む