ランキング1位は、大規模部門がディスコ、中規模部門がサイバーリーズン、小規模部門がクラウドストライクとなった。
各規模1位の企業の評価ポイントは以下の通りだ。
・ディスコ(大規模部門1位)
年齢や立場にかかわらず長く活躍できる制度が充実している。「Always the best, Always fun」でうたわれている“仕事を楽しむ”という価値観がシニア社員においても高く維持されている点が他社との比較において優れている。
・サイバーリーズン(中規模部門1位)
全員がとことん理解することがカルチャーとして根付いており、全員参加型の情報共有が重要視されている。フラットなコミュニケーションが交わされており、年齢の高いシニア層において、特に「公正」が高く評価されている。
・クラウドストライク(小規模部門1位)
採用や育成、評価などの場面に自社のコア・バリューを接続し運用されている。また、会社からの感謝を伝える機会を意図的に創ることで、年齢や役職にかかわらず認知・称賛されていることが、信用や公正の高さにつながっている。
全参加企業において、シニア(管理職を除く55歳以上)は、自分自身の仕事や会社、組織に対する「誇り」を強く感じる傾向にある。中でも、シニアの働きがいが高いランクイン企業では、「誇り」を醸成する要素として特に仕事に特別な意味を感じられている。
仕事に特別な意味を感じているシニアは、「仕事に行くことが楽しみ」「地位や立場にかかわらず公平に扱われている」「特別に認められる機会がある」と感じている傾向が見られた。こうした条件を満たしている企業の取り組みが“働かないオジサン”化を防ぐ秘訣(ひけつ)と言えるだろう。