「頭がごちゃごちゃして、うまくまとまらない」「何かとすぐ忘れてしまう」……。仕事や勉強をするなかで、そんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?
1000人以上の東大生のノートを分析してきた現役東大生の西岡壱誠氏によると、それらは「ノート」で解決できるといいます。
東大生は、「あとから見返す目的」でノートを取りません。ノートは、授業後に情報を整理し、理解するために取っています。そのような取り方をしているから、東大生は頭がよく、逆に言えばノートの取り方次第でだれでも頭がいい人になれるのです。
本記事では、『「思考」が整う東大ノート。』の著者であり、マンガ『ドラゴン桜』の制作にも携わる西岡氏に「東大生の記憶法」について話を聞きました。
東大生はなぜ記憶力がいいのか?
みなさんは、記憶力はいい方ですか? 東大にいて東大生たちと交流していると、彼らの知識量の多さ、記憶力のよさに驚かされます。
「一体東大生たちは、どんな記憶法を実践しているのか」を調べるために、彼らが普段どんなノートを取っているのかを確認してみたのですが、その中でわかったことがあります。
それは、「ひとつの情報を繋げて覚えている」ということです。
どういうことかを説明する前に、受験マンガ『ドラゴン桜』のワンシーンをご覧ください。このシーンでは、理科の先生が記憶の仕方について説明しています。