ハイパフォーマーとは似て非なるイントレプレナー
既存事業で活躍する「ハイパフォーマー人材」と新規事業を生み出す「イントレプレナー人材」に求められるスキルやマインドは大きく異なります。「ハイパフォーマー人材」は、ビジネスモデルが確立され、すでに商品やサービスがあるなかで活躍し、成果を上げている、いわゆるエースと呼ばれる人たちです。「イントレプレナー人材」は、実現したいビジョンや解決したい問題に向かって、社内外のさまざまな壁を乗り越え、新たな価値を生み出せる人たちです。既存事業においては、事業拡大・成長に向けての生産性やクオリティの向上といった指標が重要になる一方で、千三つ(センミツ=1000件のうちの3件ほどの確率)とも言われる新規事業においては、事業の探索に向けた行動量が重要な指標となるでしょう。このような違いが、それぞれの事業に必要となる人材要件にも大きく影響するのです。新規事業を牽引する「イントレプレナー人材」には、好奇心や行動力、成功するまで諦めない粘り強さといった特性も必要になってきます。