認証バッジはTwitterアカウントが「本人のもの」であることを証明するものだ。そのため、有名人やメディアにとって、このバッジはTwitter上で他のユーザーの信頼を得る上で重要だと言える。だがその承認プロセスが煩雑であることは以前より問題となっていた。

認証バッジの有料化については反発するユーザーも多く、そのうちの一人が作家のスティーヴン・キング氏だ。キング氏は10月30日、「青いチェックマークを維持するためだけに月20ドル支払えだと? ふざけるな、ヤツら(Twitter)が私に払え」とツイート。するとマスク氏は翌日、「我々だって勘定を払う必要があるんだ! Twitterは広告主に依存していてはいけない。8ドル(約1183円)でいかが?」とリプライした。

マスク氏はその後、11月1日に「民衆に力を! 月8ドルで(Twitter)Blue」とツイートし、サブスクリプション機能を月8ドルとする意向を示した。


短尺動画SNS「Vine」は復活なるか

Twitterは2012年、6秒間の短尺動画を制作して共有できるSNSの「Vine」を買収し、2013年より運営していた。マスク氏は2017年にクローズしたこのサービスの復活を検討しているようだ。

マスク氏は10月30日、Twitterの投票機能を使い、「Vineを復活させるべきか」を問うた。結果、69.6%が「はい」、30.4%が「いいえ」に投票。「TikTok」という強力な競合がありながらも、3分の2以上が復活を期待するという結果となった。


従業員の半数を解雇か

マスク氏は取締役9人の解任にとどまらず、従業員についても大規模なレイオフを実施する見込みだ。Twitterが11月4日にも、全従業員の約半数となる4000人規模の人員削減を実施することを、米新聞社The Washington Postなどが伝えた。

The Washington Postは10月20日、マスク氏がTwitterの全従業員の75%をレイオフする方針だと報じていた。だがその後、マスク氏はTwitterの従業員に対して「そのような予定はない」と話していたとも報道されている。

「日本のTwitterには素晴らしいコンテンツがある」

Twitterの買収以降、これまでよりも高い頻度でツイートを投稿するマスク氏。その中で、マスク氏は日本ユーザーの利用動向についても触れていた。

パキスタン人のアリ・ザファール氏は10月30日、米国ユーザーが日本人のツイートも見られるよう、Twitterのアルゴリズムをチューニングすることを提案。するとマスク氏は11月3日、「日本のTwitterには素晴らしいコンテンツがある。成人の半数以上がオンラインだ。だが、これらは日本国外ではほとんど見られていない」とリプライした。