お金持ちの家に生まれ育ち、大学を卒業して間もなく結婚。3人の子どもを授かるも離婚した。実家に出戻ったものの、父親の会社が倒産し、49歳で住む家を失ったついには預金通帳の残高がほぼ0円に……それまでとはうって変わって赤貧生活に陥り、裸一貫で整体院で働くようになった。自分の力で人生を切り拓いてきたとき、今度は末期寸前のがんを患うことに。そんな波乱の人生を乗り越えて「今がいちばん幸せ!」と断言する『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)の著者が、毎朝起きるの楽しくなるライフスタイルを【人間関係】【食事】【睡眠】【健康】【メンタル】【ファッション】【インテリア】【パソコン】とテーマごとに紹介する。
※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【71歳ひとり暮らし】末期寸前のがんを克服して見直した1つのこと写真:川瀬典子

「デトックス」を重視した
食生活をしています

がんを克服して、1日3回から1日2回へと食事の回数を減らすとともに、食事の内容も見直しました。

その基準となったのが、「腸内環境を整えること」

きっかけは闘病中に読んだ本に、「腸の内側の状態が、そのまま体の状態となって肌に表れる」と書かれていたことでした。

人間の体は
“1本のちくわ”?

その本によれば、人間の体には「口」という入り口と「肛門」という出口がある。極論をすれば“1本のちくわ”のようなものだというのです。

ちくわをひっくり返すと内側が外側に出てきますよね。

新鮮なちくわであれば、ひっくり返された部分はつるりときれいです。

腸の状態が
体の健康度合いを表す

では、人間の場合はどうでしょうか? 現実的ではありませんが、仮に腸の一部を切りとって、ひっくり返してみたとしましょう。

そうやってひっくり返されたあなたの腸の内側は、果たしてきれいな状態になっているでしょうか?

あちらこちらに消化吸収しきれない老廃物が付着したり、余計なコブができたりしていないでしょうか。

腸がきれいなら
お肌もきれい?

人の体はひとつながりになっていますから、もしもひっくり返した腸壁がツルツルときれいであれば肌もきれいだろうし、デコボコで美しくなければ、おのずと肌も似たような状態になっているだろう、とその本には書かれていました。

腸には小腸と大腸があり、それぞれ役割が異なっています。

小腸は胃で消化された飲食物を吸収する働きを、大腸はそこで吸収されなかった老廃物から水分を吸収し、便をつくる働きを担います。

※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。