新NISA 徹底活用#12Photo:artpartner-images/gettyimages

個人投資家が新NISAの成長投資枠を活用し、長期投資するのに適した銘柄はないか。過去10年間にわたってしっかりとした業績を維持した銘柄の中から、平均の配当利回りが高い銘柄をランキングした。特集『新NISA 徹底活用』(全15回)の#12では、長期で持ちたい高成長&高配当利回り株ランキング50をお届けする。(ダイヤモンド編集部 小栗正嗣)

「週刊ダイヤモンド」2023年11月4日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

本業で稼ぐ力を長きにわたって保ち
平均の配当利回りが高い銘柄ランキング

 長期で持ちたい銘柄を選別する際、高配当利回りを期待するニーズがある。そのため高成長銘柄の条件に合致した銘柄の中から、10期平均の配当利回りが高い銘柄をランキングした。

 長期投資は複利効果を組み込むことが基本である。「株式数比例配分方式」を利用することで配当金を証券口座に振り込んでもらい、追加投資することを常に頭に入れておきたい。

 高成長&高配当利回り株ランキング50銘柄中、サービスと情報・通信の2業種が全体の半分を占めた。高成長銘柄ランキングと同じ傾向だが、化学も1割と目に付く。

 ランキングの顔ぶれを見ていこう。

 2位にはJT、ご存じ旧日本専売公社が入った。主力のたばこは税負担の重い嗜好品ながら、依然として高い支持を得ており、いまだに売上高が伸びている。そのため緩やかながら増益・増配基調が維持されてきた。株価は10年程度のサイクルを描きながら上昇基調にある。

 そのJTを抑え、ランキングのトップとなったのはどこか?