社会保険労務士は社会保険や労働保険の手続きや労務管理を専門とする士業だが、業務範囲は年々拡大しており、今後もその流れは続きそうだ。では具体的にどのような仕事が舞い込むことになりそうなのか。特集『総予測2024』の本稿では、2024年の社労士業界を予測した。(パワーコンテンツジャパン代表取締役 横須賀輝尚)
AI全盛期でも有望
社労士の将来性とは
生成AIのChatGPTが話題となった2023年、多くの国家資格が崩壊すると指摘された。だが、そんな環境激変の中でも有望な資格は存在する。その代表格が社会保険労務士だ。
社労士の専門領域は「労務管理」だ。社会保険や年金関連の手続き、就業規則作成、助成金申請などがそれに当たるが、労務管理は何もこれらの手続きだけではない。
では24年、社労士にはどのような仕事が舞い込んでくるのか。これまでの業務範囲を超えた、新たなステージでの活躍が求められそうだ。次ページで詳しく解説していくので、社労士を目指す人はもちろん、どの資格を取るべきか迷っている人も必見だ。