コピーですぐに使える!ChatGPT100選 職種別・業種別・部署別#9Photo:PIXTA

従来1~2時間かかった社会保険労務士の業務が1~2分で終わるようになる。特集『コピーですぐに使える!ChatGPT100選 職種別・業種別・部署別』(全30回)の#9では、そんなChatGPTの例文(プロンプト)を特別公開。AIを現場の第一線で活用している社労士による、プロンプトを使う際のこつも併せて詳述する。(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)

社労士の2時間の打ち合わせが
GPTでわずか1~2分に!

「これまで社労士が顧客と1~2時間打ち合わせをして詰めていた内容が、ChatGPTを活用することで、わずか1~2分で済むようになった。生産性の高さに恐ろしさすら感じた」――。

 社労士(社会保険労務士)向けにクラウド型労務管理ソフト「HRbase PRO」を提供するFlucleの三田弘道社長は驚きを隠さない。自身も社労士である三田氏が、顧客のオフィスに出向き、担当者との打ち合わせで最初にChatGPTを使った際にその威力を実感したという。ちなみに、担当者と話し合ったテーマは人事評価制度だった。

 人事・労務管理の専門家である社労士。企業の社会保険や労働保険の手続きを代行したり、就業規則の作成、雇用関連の助成金申請、労働相談などに対応したりすることが主な業務である。

 ただ、こうした手続き代行と法律通りの回答を行う労務相談で企業から顧問料がもらえるビジネスは、電子申請やデジタルツールの出現で崩壊しつつある。

 今後社労士として生き残っていくためには、例えば労務相談であれば、従来よりも高度で、顧客企業の個別事情によりマッチした回答をすることが重要になってくるだろう。

 次ページでは、三田氏が実際に劇的な時短につなげたChatGPTの具体的な例文(プロンプト)を特別公開。使用する際のこつや、人事評価制度とは別のプロンプトについても解説する。