本当に役立つ
「自分探し」とは

表：「ガクチカ」に使える学業、サークル、アルバイトでの取り組み事例
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　「自分探し」というと、つい自分の経験を振り返ったり、自分の内面をのぞき込んだりするイメージを抱きがちだ。しかし、それだけでは大した成果は得られない。

　そもそも「自分探し」とは、他者と関わる中でしか行えないものだ。それも自分とは異質な他者との出会いにおいてこそ、深く自分を認識することができる。

　そう考えると「自分探し」の一環として社会のリアルを知ろうとすることは非常に重要だ。社会にはどのような仕事があり、大人はどのように働いているのか、少しでもいいので生の姿に触れておきたい。

　そして、大学1、2年生の段階から自分の将来の「キャリア」について考え始めるようにしたい。
2023年から始まった新しいインターンシップのルールには、「オープン・カンパニー」（タイプ1）や「キャリア教育」（タイプ2）といった類型がある。これらを活用してみるのも手だ。

「オープン・カンパニー」は、個別企業・業界に関する情報提供やPRを行うもので、主に企業、就職情報会社、大学のキャリアセンターが主催するイベント・説明会などを指す。基本的には数時間程度のプログラムで、年次不問で参加できる。