【就活必勝】「本当にいい会社」を見つけるための業界研究5つの視点就活で「本当にいい会社」を見つけるにはコツがある。業界分析の基本的な視点を身に付けよう
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*本稿は、現在発売中の紙媒体(雑誌)「息子・娘を入れたい会社2024」の「親子で考える キャリアを実現する業界・企業選び」を転載したものです。

就活に欠かせないのが業界研究だ。自分に合った「いい会社」を選ぶためにはどうしたらいいのか。これから就活本番を迎える学生とその親に向け、業界研究の基本となる「5つの視点」をお伝えしよう。

「なぜ働く?」「何に向いている?」
動機や能力の自己分析から始める

 自分にとって「いい会社」を見つけるには何が必要か。『「いい会社」はどこにある?──自分だけの「最高の職場」が見つかる9つの視点』(ダイヤモンド社)を著した渡邉正裕氏によれば、「自己分析・自分探し」を通じて「なぜ働くのか」「働く意味は」「何が向いているのか」という、労働観の土台となる動機・能力面の自己分析が大切だという。

 その仕事を目指すコア動機については、人によってさまざまだろう。親や身内の働く姿を見て目指す人もいれば、アルバイトやインターンシップなどで実際に働いてみて興味を持つ人もいると思う。ただし、動機だけで仕事はできない。能力面の適性も必要になる。自分にとってのコア能力(固有の才能)を発揮できなければ、その仕事をずっと続けるのは難しいからだ。適性は20代でいきなり分かるものでもない。いったん社会に出てから、試行錯誤して35歳くらいまでに固めていけばいい。

 こうした土台作りをした上で、新卒での就職活動、転職といった人生の局面ごとに「いい会社」を見極める器探しをしていこう。

 そのための第一歩として、その会社が属する業界の「今」と「これから」を分析することが必要だ。