年収が上がらない、モチベーションが上がらないという人たちに「仕組み化がすごい」「圧倒的に面白い」「すごいエネルギーをもらった」と話題なのが、森武司著『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』だ。FIDIA(フィディア)の森社長はお笑い芸人引退後、ニート、ヤマダデンキを経て仲間と起業。現在年商146億円、Financial Times「アジア太平洋地域急成長企業ランキング 未上場日本一」、「ベストベンチャー100」受賞、経済産業省選定「地域未来牽引企業」、11事業すべて黒字化、新卒500人採用、創業以来18年連続増収増益を果たした。また、素人ながら化粧品開発に取り組み、資生堂を抜いてアマゾン年間売上1位となった。その秘密は「仲間力アップマル秘マニュアル」の6大奥義にあるという。今回は結果が出ないリーダーの特徴を見ていこう。
大きな勘違いをしているリーダーの特徴
プロジェクトを任されたときに最も大切なことは1つしかない。
だが、大きな勘違いをしているプロジェクトリーダーが多い。
・チームの雰囲気
・スピード
・内容のよさ
・SNSのフォロワーの多さ
・話題になっているか
・メンバーの質の高さ
このあたりが充実していると成功しているプロジェクトと誤解してしまうかもしれないが、実はほとんど関係ない。
それはすべてプロセスだからだ。
プロジェクトで最も大事なのはプロセスではなく「結果」だ。
プロジェクトリーダーで優秀な人は、「結果」を出せる人。
「結果」が出ていれば、SNSで話題になっていなくても、メンバーの質が高くなくても関係ないのだ。
「結果を出すこと」が一丁目一番地
たとえば、「ある商品Aを1万個売る」というのが目標だった場合、プロジェクトリーダーに求められる結果はそれしかない。
それができれば、プロジェクトリーダーは優秀だ。
Aを売るためのプロジェクトチームに、優秀なメンバーが集まり、メンバーの士気が高く、SNSで話題になり、コンテンツもよく、スピード感を持ってプロジェクトを進めても、「本が売れていない」ならそのプロジェクトは失敗だ。
よってプロジェクトリーダーになった場合、メンバーと仲よく進めながらスピード感を持って進めないとダメだ。
優秀なメンバーを集めなければとやっきになるのは重要だ。
ただ、それが目的になってしまうと、失敗してしまう可能性がある。
プロセスでゴールではないので、「結果を出すこと」を一丁目一番地、一番大事な目標だと常に意識することが大切だ。
それを満たすために、優秀なメンバーを集め、コンテンツを磨き上げ、メンバーの士気を高め、SNSでマーケティングを仕掛けていく。
プロセスに夢中になり、
結果が伴わない社員たち
プロセスに夢中になり、大事な結果がおざなりになってしまうことが多い。
「SNSで話題です」
「インスタのフォロワーが1万人超えました」
という報告を受けても本が売れていなければ意味がない。
この失敗に陥っている若手の社員は多い。
プロセスに夢中になってしまって大事な結果を出すことを忘れてしまっているのだ。
だからプロジェクトを任されたときには、「結果を出す」ことから逆算し、このプロジェクトにおける「結果とは何か」の設定が最も大切になる。
だからこそ、このKPI(重要業績評価指標)の考え方を詳しく本書では書いたのだ。
(本稿は『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』著者による特別投稿です)