「できたものは仕方ない、フフフ」
確信犯だった?シェルター設置
シェルター設置への反対意見は多く、工事の進捗が不審がられることを見越してか、大刀局長は「あくまでも試験で設置するのだから」と言いふらしたという。どこまで工事が進捗したかは記述を発見できなかったが、その後の段取りの良さを考えると、少なくとも資材や人材の手配は済んでいたのだろう。
次第にシェルター工事が露見して、「大刀、すぐに病院に来い!」と怒り狂う原田市長に対して、太刀局長はあれこれと理由をつけて呼び出しを拒否。意にも介さず職務にあたったという。なお、のちに交通局幹部となる部下が、「局長は『耳が遠くて聞こえない』と電話を切っていた」と証言を残している。
大刀局長自らが、のちに地元新聞のインタビューに、こう答えている。やはり、確信犯だったといわざるを得ない。
「(シェルターが)できちゃったものは仕方がない。フフフ」