新卒と中途で「評価がフラットな日系大手企業」の特徴とは？（写真はイメージです）Photo:PIXTA
人手不足が加速する中、経験豊富な転職者への注目がますます高まっている。今回、オープンワークは、中途入社者と新卒入社者の両方から寄せられた会社のクチコミと総合評価スコアをまとめ、「評価がフラットな日系大手企業」をランキングした。その調査結果を基に、中途入社者が力を発揮できる企業の特徴を探る。（ダイヤモンド・ライフ編集部）
人手不足を背景に
中途重視の採用へ変化
構造的な人手不足を背景として、企業が経験豊富でスキルの高い人材を積極的に採用する傾向が高まっている。中途採用の割合が年々高まり、即戦力となる人材の獲得競争が激しさを増していることが分かる。
こうした動きは、以前は新卒一括採用が一般的だった日系大手企業でも見られるようになった。
これまで、日系大手企業では新卒入社の「生え抜き社員」が重要なポジションや経営トップを担うことが多かったが、近年では一部の企業が入社形態にかかわらず、中途入社者も新卒入社者と同等に公平かつ公正な待遇を受けることができるようになっている。
今回、社員・元社員によるクチコミサイト「OpenWork」を運営するオープンワークでは、設立から50年以上たち、従業員が1000人以上いる日系大手企業を対象に、総合評価スコアが3.0点以上の企業を選んで新卒入社者と中途入社者の評価スコアを比較。その結果、ポイントの差異が小さく評価がフラットな企業をランキング化した。
一般的に新卒文化のイメージがある日系大手企業において、中途入社者も活躍できる企業にはどんな特徴があるのか。
