中途入社者が選ぶ「社員の士気が高い企業」の条件とは？ Photo:PIXTA
多くの会社員にとって「転職は当たり前」となりつつある一方で、「新しい職場で人間関係を構築できるか」といった懸念が転職活動のブレーキとなっている。今回、オープンワークは、中途入社者による会社評価レポートを対象に「社員の士気」スコアとしてランキング化。その結果から、外の世界も知る転職経験者が「社員の士気が高い」と実感する企業の特徴について探る。（ダイヤモンド・ライフ編集部）
転職を考える人の約3割が挙げた
「人間関係」「社風」への懸念
終身雇用制度が限界を迎え、働き手の意識も変化するなか、多くの会社員にとって「転職は当たり前」となりつつある。
コロナ禍からの経済回復や人手不足の慢性化を背景に、2023年7～9月期平均の転職希望者数は初めて1000万人を突破。まさに「大転職時代」の到来が予期されるが、一方で「実際に転職をした人」は、同期間平均で325万人にとどまる。転職に興味を持っていても、企業への応募や転職活動に動かない理由の一つとして考えられるのが、転職後のミスマッチへの不安だ。
就職・転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワークの調査では、転職を考えるにあたっての懸念について、回答者の約3割が「新しい職場での人間関係の構築」や「転職先の社風が自分に合うか分からないこと」を挙げているという。
今回、同社は「OpenWork」に投稿された中途入社者による会社評価レポート13万6891件を対象に、「社員の士気」スコアとしてランキング化した。
熱意を持って働く社員の存在は一緒に働く人のモチベーションや成果にも影響し、求職者にとっても会社選びの重要な指標の一つといえる。外の世界も知る転職経験者が実際に働いてみて「社員の士気が高い」と実感する企業には、どのような特徴があるのだろうか。
