あなたも億り人に!? 凄腕シニア投資家が教える 株式運用術#16Photo:Dan Brownsword/gettyimages

投資初心者のシニア層は、金融機関の勧誘の格好の的だ。ところが、中には商品性が悪く決しておすすめできない商品もある。では、シニア投資家が手を出してはいけない商品とは何か。特集『あなたも億り人に!? 凄腕シニア投資家が教える 株式運用術』の#16では、シニアが警戒したい3種類の金融商品と、退職金などを元手に投資へ臨もうとする初心者が注意すべき点を解説する。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)

シニアが警戒すべき商品
コストに要注意

 退職金などのまとまったお金を手にし、「貯金しておくままではもったいない」と考えるシニアは多いだろう。まして、今は日本もようやくインフレ時代に突入しつつある。賢く運用をして、資産の目減りを食い止めることは必須といっていい。

 だが、そうした投資初心者は、金融機関の勧誘の格好の的だ。営業員がお薦めしてくる商品の中には、商品性が悪く、シニアが決して「手を出してはいけない」ものが含まれているのも事実。虎の子の退職金を失わないためにも、しっかりと自己防衛することが肝心だ。

 そこで、次ページでは、「シニアが注意すべき商品」を3つ紹介する。コストが不透明で高くついたり、仕組みが複雑だったりするなど、要注意商品の特徴を解説しよう。