中学受験のバイブル『予習シリーズ』
四谷大塚最大の特徴は、抜群の完成度を誇るテキスト『予習シリーズ』です。中学受験生の約半数が使っているといわれており、中学受験のバイブルとなっています。塾生でなくても、公式サイトからネット注文ができます。サンプルもダウンロードできるので、関心のある方は見てみてください。
『予習シリーズ』はその名の通り、予習として子どもがひとりで読んでもわかりやすいように解説が詳しいのが特徴です。特に理科・社会はカラー写真やイラストが多く掲載されています。親が勉強をサポートする際も、ポイントが整理されているため、とても扱いやすいテキストです。
しかし、残念ながら、改訂のたびに扱いづらくなっています。特に2021年の小4のテキストから大幅な改訂が行われ、トップ校向けに舵を切りました。国語は文章が長くなり、算数は問題が難しくなりすぎたことから、「改悪」という声も多いです。
「予習型」の塾
中学受験塾は「予習はしなくていい」という塾が多いですが、四谷大塚は『予習シリーズ』の名の通り、「予習型」の塾です。そこで、予習をきちんとやって授業に臨む子とそうでない子の差がつきやすい面があります。
ただし、直営校ではない準拠校の場合は、『予習シリーズ』を使いながらも「復習型」の授業を展開することもあります。