GWは片づけチャンス! TBS「THE TIME,」、NHK「あさイチ」などにも出演し、著書『一回やれば、一生散らからない「3日片づけ」プログラム これが最後の片づけ!』、『人生が変わる 紙片づけ!』(ともにダイヤモンド社刊)が話題の片づけアドバイザー石阪京子さん。これまで失敗を繰り返した人でも、メソッド通りにやれば片づけ切ることができて、しかもその後もリバウンドしないという驚きのメソッドとは? ここでは『一回やれば、一生散らからない「3日片づけ」プログラム これが最後の片づけ!』から、引用してメソッドのエッセンスをお伝えします。
「全出し」で「吹っ切れポイント」を突破すると速い!
前回の記事で、家一軒を最短で片づけ切るには、「バックヤード(収納)」の「全出し」から始めるのがよいとお伝えしました。 バックヤードから片づけるのはいいとしても「全出し」するのは気が重いと思われるかもしれません。でも「全出し」こそが、片づけに成功するためのポイントです。
全出しをするのは大変です。足の踏み場がなくなりますし、体も疲れます。見た目もぐちゃぐちゃになって、気分が滅入ってきます。
でも、それがいいんです!
一度出してしまったモノは、処分するか、戻すか、どちらかしか道はありません。
戻すのって、めちゃくちゃ面倒くさいと思いませんか? せっかく出したモノをまた戻すんですよ? しかも、戻すからには住所も決めなくてはいけません。
そうすると、「使っていないモノは手放したほうが速い」と徐々に気付いてきます。「また使うかもしれないから一応とっておこうかな」くらいのモノは、わざわざ住所を決めたり、元に戻したりするより手放そうと思うようになります。
それが、吹っ切れポイントを突破した瞬間です。
一度突破すると、速いです。
どんどんバックヤードにスペースが生まれていき、モチベーションが上がります。
また、ほとんどの方は、バックヤードに何があるか把握しているつもりでも、全出しをしていると忘れていたモノと対面することになります。
よくあるのは、結婚式関連のモノです。ドロドロに溶けたキャンドルや、中身が空っぽのご祝儀袋など。その当時は大切だったモノでも、時間が経過すると価値が変化することもありますよね。そういう、存在を忘れていたモノは処分する候補に挙がります。なくても困らなかったのですから、今後も困ることはありません。忘れていた事実を受け入れて処分すれば、片づけがはかどりますよ。
ただし、書類を発見した場合は、段ボールや紙袋などに入れてよけておいてください。書類は、総仕上げとして一番最後に片づけます。詳しい方法は『これが最後の片づけ』の第6章でも書いていますが、『人生が変わる 紙片づけ!』ではさらに詳しく書類や紙類に特化した整理方法を説明しています。
そして、全出しをして収納が空っぽになった暁には、しっかりサイズを測っておきましょう。収納ケースを購入する際に必要になります。
『これが最後の片づけ』では家一軒を3日間で片づける具体的スケジュールなども紹介しています。GWに集中的に取り組めば、同じ家なのに、まるで引っ越ししたかのようなスッキリ感を味わえると思いますよ。
*本記事は、「これが最後の片づけ!」から一部抜粋し、編集したものです。