GWは片づけチャンス! TBS「THE TIME,」、NHK「あさイチ」などにも出演し、著書『一回やれば、一生散らからない「3日片づけ」プログラム これが最後の片づけ!』、『人生が変わる 紙片づけ!』(ともにダイヤモンド社刊)が話題の片づけアドバイザー石阪京子さん。これまで失敗を繰り返した人でも、メソッド通りにやれば片づけ切ることができて、しかもその後もリバウンドしないという驚きのメソッドとは? ここでは『一回やれば、一生散らからない「3日片づけ」プログラム これが最後の片づけ!』から、引用してメソッドのエッセンスをお伝えします。
最初は「バックヤード(収納)」の「全出し」から
わたしの「3日片づけ」メソッドは、最短3日間で家一軒をまるごと片づけてしまおうというものです。その場合、どこから片づけるのがよいのでしょうか?
実は1日目に取り掛かるのは、バックヤードに入っているモノを全出しすることです。バックヤードというのは、押入れやクローゼットなど、造りつけの収納のこと。“物置部屋”と化している部屋も、物置同然なのでバックヤードに含まれます。バックヤード=大容量で何でも入る場所だと思ってください。まずは、ここに入っているモノを全部出します。
「え~!」という声が聞こえてきそうですね。
たしかに、全出しするのは大変ですし、「まずは先に部屋に散乱しているモノを片づけたいんだけど……」というお気持ちもよくわかります。
でも、これこそが、片づけを成功させる肝なのです。
限られた時間内で、モチベーションを維持しつつ、スピーディに片づけるためには、片づける場所の順番が非常に大切です。
部屋に散乱している、読みかけの本や脱いだ服、子どもの勉強道具などは、ふだんからよく使っているモノだと思います。
対して、バックヤードにあるモノは、季節のアイテムや思い出グッズ、あるいは住所が決められずに押し込まれたモノなどではないでしょうか。
つまり、散らかっている家というのは、よく使うモノが出しっぱなしになっていて、あまり使わないモノがバックヤードに収納されているということ。逆を言うと、あまり使わないモノがバックヤードを占領しているせいで、よく使うモノが行き場をなくし、出しっぱなしになっているのです。
ですから、まずはバックヤードの不要なモノを処分することが大切。そうやってスペースを空けることで初めて、ふだん使っているモノや備蓄品を収納できるようになるんです。「お宝が出てきたらいいな~」と、ワクワクした気持ちで全出しをしましょう。
バックヤードのモノを全出しするメリットは、
①吹っ切れポイントを突破できる(減らす覚悟ができる)
②忘れていたモノと対面できる(忘れていたモノは処分しやすい)
③収納場所の大きさがわかる
ということです。
『これが最後の片づけ』では3日間のスケジュールなども紹介しています。そしてモノが片づいたら、判断保留で溜め込んだ「紙や書類」の整理にも着手してください。その具体的方法は『人生が変わる 紙片づけ!』に詳しく紹介しています。GWに集中的に取り組めば、同じ家なのに、まるで引っ越ししたかのようなスッキリ感を味わえると思いますよ。
*本記事は、「これが最後の片づけ!」から一部抜粋し、編集したものです。