空中分解しそうな議論を一発でまとめる!デキる人の「すごい質問」とは?写真はイメージです Photo:PIXTA

デキる人は「質問がうまい」
タイプ別に使いこなそう

 いい質問をする人は出世するという。本当だろうか。

 あらゆるプレゼンテーションの後には質問タイムがやってくる。話者からすると、何も質問が出ないととても寂しい。興味を持たれなかったのか、つまらなかったのかと考えてしまう。

 一方で、プレゼンの内容をよく理解した上でその内容を補完する質問や、その先の展望のようなところに話を導いてくれる質問が出たりすると、話者はむろん、その場のいる人全員がとても幸せな気持ちになる。

 しかしながら、いかに質問すればいいかのトレーニングを受ける機会はほとんどない。せいぜい、「回答するほうが自由に答えられるオープンクエスチョンにするか、限定して回答をすることを要求するクローズドクエスチョンにするか、そのあたりをうまく使い分けろ」程度のことを教わるくらいだ。

 そこで今回は、いい質問をする人はどんな場面でどんな質問をしているのか、「質問のタイプ」別に見ていきたいと思う。

 いろいろな場面での質問を見ていると、「質問のタイプ」はだいたい次の7つに分類することができるように思う。質問が上手な人は話者や状況を判断しながら、これらを巧みに使いこなす。