緊急時に浮き具になる
ビニール袋、リュックサック
![水に溺れたとき生死を分ける初動とは?実は大人こそ大注意!水難事故から我が身を守る実践法](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/c/c/300/img_ccb4de0a885f697533b300f859f70ae7222468.jpg)
水辺で事故に遭ったとき、救命胴衣や浮き具を持参していればいいが、持っていないときはごみを入れる「ビニール袋」と「リュックサック(空気の層を作るべく、荷物を入れたまま)」が即席の浮き具として使える。
水遊びに出かける際は、あらかじめ着替えやおやつなどの荷物をビニール袋で小分けして、リュックサックに入れておけば、荷物セットが瞬時に浮き具に早変わりする(右の写真参照)。
こうしたリュックサックのセットは、津波や洪水など都市を襲う災害への備えにも転用できる。
背浮きの練習ができれば望ましいが、できない場合は、せめて浮き方や持ち物、対応方法を知識としてインプットしておけば、いざという時に必ず役に立つ。「水難事故は自分で自分の助かる確率を上げられる事故」(木村氏)なのだ。
次回記事では、「子どもを水難事故に遭わせないように、親ができること」や「子どもに教えるべき注意点」を解説する。