中古車市場でも人気が高く
ほぼ値下がりなし

 これだけ高い価格で取引されているのは、言うまでもなくディフェンダーが中古車市場で人気があるから。流通量に比べて探している人の数が多いため、必然的にプレミア相場になってしまいます。

2023年モデルで追加された、ロングボディの130(ワンサーティ)。2-3-3レイアウトの3列シートを採用2023年モデルで追加された、ロングボディの130(ワンサーティ)。2-3-3レイアウトの3列シートを採用(広報写真)

 ディフェンダーの中古車の面白いところは、2022年式や2023年式といった高年式車の流通が多いこと。現在は非常に人気があるので、1~2年ディフェンダーを楽しんでも、ほとんど値下がりせずに次のクルマに乗り換えられるからでしょう。マツダ ロードスターの開発者インタビューでも同じような話がありましたが、これは人気モデルならではの特権です。

 また、2023年式になると、正規ディーラーが試乗車や展示車として使っていたクルマが中古車として販売されています(いわゆる「デモカーアップ」です)。これらは新車時価格からそこまで高くなっていないのが魅力です。新車が欲しいけれど納車まで待てない。自分は早くディフェンダーに乗りたいんだ! そんな人は、高年式の中古車も視野に入れてみてください。

 今回紹介したディフェンダー・オクタもスペシャルモデル。もし中古車市場に出てきたら、欲しい人たちが取り合うことになり、きっとプレミア価格で取引されるはずです。

(AD高橋)