現行型ディフェンダーは
日本にほとんど流通していない

 こんにちは、AD高橋です。

 現行型ランドローバー ディフェンダーがワールドプレミアされたのは、2019年9月に開催されたフランクフルト・モーターショーでした。1948年に世に送り出されたシリーズ1から初代ディフェンダーへと続いたイメージを色濃く残しながらもモダンなデザインに生まれ変わり、しかも先代の弱点だったオンロードでの乗り心地が飛躍的に向上。

 先代ディフェンダーはマニアックな部分がありましたが、普段使いもできるようになり、ディフェンダーは一気に人々の注目を集めるようになりました。

たった4日で完売したディフェンダー ローンチエディションたった4日で完売したディフェンダー ローンチエディション(広報写真)

 日本では2019年11月から「ローンチエディション」の先行予約がスタート。日本用に用意された150台はわずか4日で完売しました。

 ディフェンダーのデリバリーは2020年からスタート。つまりディフェンダーが日本デビューしてから4年経過していることになります。導入時のものは初回車検タイミングを超えてきているので、中古車の流通量が増えてきているかなと思ってカーセンサーをチェックしてみると……少ないですねえ。2020年式の中古車はわずか7台、2021年式は44台しか流通していませんでした。

 しかも中古車になっても相場に値ごろ感が出る気配がありません。2020年式で走行距離が5万km前後のものでも新車時価格と同程度~80万円ほど高い価格、2021年式だと3ドアの90で新車時価格と同程度~50万円ほど高い価格、5ドアの110になると走行距離が5万kmを超えたものなら新車時価格より30万円ほど高い価格で見つかりますが、走行距離が少ないものだと新車時価格より100万円近く高いものが少なくありません。