ビール 最後のバブル#予告Photo:Jack Andersen/gettyimages

ビール業界に“最後のバブル”が到来している。2023年10月の酒税法改正によるスタンダードビールの値下げをきっかけに、ビール各社が特需に見舞われているのだ。ただ、ビール市場全体は縮小が続く見通しで、ビール各社にとっては最後の好機となる。8月13日(火)から配信する特集『ビール 最後のバブル』では、生き残りを懸けて戦うビール各社の動きを追う。

#1 8月13日(火)配信
キリンの新ビールが「一番搾り」を超えた?独自入手のブランド別販売数量データから見える“業界内序列激変”の兆し

ビール 最後のバブル#1Photo by Nami Shitamoto

 2023年10月の酒税法改正で税率が引き下げられたスタンダートビールを巡って、ビール各社の競争が過熱している。キリンビールはスタンダードビール市場に、老舗ブランド「一番搾り」に加えて新ブランド「晴れ風」を投入し、シェア拡大を狙う。ダイヤモンド編集部が独自に入手した直近のブランド別販売量のデータを基に、各社の真の実力を明らかにしていく。

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#2 8月16日(金)配信
サントリーの製造現場職は7年目で「月給40万円」来冬からの新人事制度の全容を大解剖!待遇改善の効果は?

ビール 最後のバブル#2Photo:JIJI

 ビール業界でも製造現場で働く技能系人材の確保が喫緊の課題となっている。先手を打ったのが、サントリーホールディングスだ。同社は2025年1月に新人事制度の導入を計画する。柱となるのが、これまで複数のグループ会社に所属していた技能系人材を全て持ち株会社へ転籍させる大胆な待遇改善策だ。新人事制度の狙いと、生産現場で働く技能系人材の給与実額なども詳報する。

>>8月16日(金)配信

#3 8月19日(月)配信
サッポロを待ち受けるのは「大リストラ」!?不動産事業を切り離し、ビール専念で選んだ“茨の道”

ビール 最後のバブル#3Photo:SANKEI

 サッポロホールディングスが、物言う株主の圧力で不動産事業を切り離す方向だ。「稼ぎ頭」が消えれば、祖業のビールで生き残りを模索する必要がある。ただ、業界4位のビール事業の立て直しも容易ではない。“いばらの道”を選んだサッポロで待ち受ける大リストラの中身とは。

>>8月19日(月)配信

#4 8月21日(水)配信
キリンのファンケル買収に黄信号!?脱ビール、ヘルスケアにシフトする「大博打」の成否

ビール 最後のバブル#4

 キリンホールディングスは、化粧品や健康食品を手掛けるファンケルを買収する方針だ。だが、キリンのファンケルに対するTOB(株式公開買い付け)は投資ファンドの横やりなどで延長に迫られ、買収完了に“黄信号”がともっている。ファンケル買収に象徴される、キリンが目指す脱・ビール路線の行方を占う。

>>8月21日(水)配信

#5
Coming Soon

Key Visual by Noriyo Shinoda

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