渋滞に巻き込まれた際に
「極力ストレスを減らす」方法とは?

 それでは最後に、渋滞に巻き込まれた際の対処法についてお伝えしておきます。

 筆者はとにかく渋滞が嫌いなので、移動時は計画を立ててできる限り渋滞を避けるようにしています。ただ、それでも渋滞に巻き込まれることはあります。そうした際に、ジタバタと車線変更をすることはありません。

 朝は高速道路に入ってくるクルマが多いので、一番右の追い越し車線を走りながら、折を見て走行車線に移動する程度です。日中も、混み合っている場合はできる限り車線を変更しません。夕方は高速道路から出るクルマが多いので、そうしたクルマに追い越し車線を走ってもらいつつ、一番左を走るのがデフォルトです。

 安全に車線変更すると、そのたびに何台かをやり過ごすので、結局はさらに遅くなります。渋滞中に少しでも前に行きたいがための車線変更はムリがあり、他の交通の流れを乱します。

 状況によりますが、高速道路の渋滞がひどいときは、さっさと一般道に下りることもあります。料金を支払う代わりに早く走れる高速道路は、「時間を買うために乗るもの」だと筆者は考えます。せっかくお金を払ったのに、渋滞に巻き込まれるのは本末転倒です。

 一般道に下りた結果、目的地に着くまで余計に1時間ほどかかっても、そこで2000円分の高速道路料金を節約できたならば「時給2000円のアルバイトをして儲けた」と思えば気持ちも楽になるはずです。

 もともと一般道を走っていて渋滞に巻き込まれた場合は、「車線の数」をルート選択の判断基準にしましょう。道が混み合っている状況下では、2車線以上ある道路は避けた方がよいと筆者は考えます。

 駐車車両や右左折車線などの関係で、しょっちゅう車線変更が必要ですし、自分が車線変更を試みて入れないのもストレスになるからです。高速道路と同様、やたらと車線変更して前に行こうとするクルマがいるのも、あまり気分が良いものではありません。

 それならば、あえて片側1車線の道路を走るほうがストレスもなく、クルマを降りたときの疲労感も軽減されます。せっかくのドライブですから、こうした工夫を楽しみながら、渋滞を乗り切ってみてください。