東北大学に通う学生に聞いた「本音で一言!」

 ここで東北大学に通う学生に聞いた本音で一言を紹介する。

「地下鉄があっても周りに何もない。原付がないと不便」(工学部生)

「授業が難しくて勉強が必要ですが、受験のプレッシャーよりは全然楽」(理学部生)

「東北の人だけでなく、全国各地の出身者や留学生とも友達になれ、視野が広がる」(文学部生)

「ときどき狸や鹿が姿を見せる。熊も出没すると聞くので怖い」(理学部生)

「秋の芋煮会が研究室恒例のイベント。宮城風(味噌ベースで豚肉と里芋)と山形風(醤油ベースで牛肉と里芋)を同時に作るのがお約束」(工学部生)

「学科の略称が独特。機械知能・航空工学科は“キチ”、電気情報物理工学科は“ジョウブツ”、化学・バイオ工学科は“カバイ”など」(工学部生)

「北大にジェラシーを感じる一方、微妙な優越感も持っている」(法学部生)

「どのキャンパスも、広々していて気持ちがいい。仙台という街も住みやすいし、勉強するには最高の環境」(法学部生)

 東北大、および東北大生の愛称は「トンペー(東北)」。周囲も自分たちも「語感のカッコ悪さがイメージにピッタリ」だと認識しているが、日常語というよりは隠語。

「イカトン(イカにもトンペーっぽい人)」とは蔑語で、自虐的に使ったりもする。一方、東北大生であることに対する満足度は高く、誇りも持っている。「ダサい人が多い分、周りを気にせず気ままな大学生活が送れる」という声も。