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 そこで、国防や財政など大臣担務外の分野の専門家に交通費をお支払いしてお話を伺っていたのですが、せっかく来ていただくなら、何人かで勉強したほうがコスパはいいじゃないですか。1人で聞くのはもったいない貴重な話が多かったので、他の議員も参加できるようにしました。

すべての派閥に嫌われた…高市早苗の政調会長時代「お前は何様だ!」ブチギレる重鎮に返した、直球すぎる言葉とは?高市早苗氏 Photo by Wataru Mukai

 淡々と専門家の講義を受けるだけの勉強会でも、派閥によってはストップがかかっているようです。若手議員から、「参加したいけど、派閥から『絶対に行くな』と止められている。資料だけでももらえないか」という連絡が来るくらいです。「え、派閥ってなくなったんじゃなかったっけ」と言ったら、「まだ、縛りはあるんです」と。

――『日本のチカラ』研究会は「高市派」になるのでは?

 それはないです(笑)。ペットボトルの水が1本出て、講師の話を聞くだけ。私は、冒頭挨拶すらしません。若い方も一緒に「国力」という大きなテーマを掘り下げて勉強する機会を持てればそれでいいんです。