ビル・ゲイツが求めた「おもてなし」

【ロイヤルホスト】ハリウッド女優も絶賛した「伝説のメニュー」がウマい!プチ贅沢ならロイホ一択と断言できるワケロイヤルホストの「ギャザリング・プラッター」 Photo:Kenichi Ogura

 ビル・ゲイツは、自分の荷物をポーターに運ばせることを嫌う。

「おもてなし」に期待するサービスは、一人ひとりの客によって異なる。それでも業務改善によって、一定程度までは顧客に共通する「おもてなし」を実現できる。

「おもてなし」をどんなに頑張っても100点満点にはならないが、そこで手を抜くのではなく、「産業化」を図って合理的に満足度を上げられるところまで上げる。

 それこそが、江頭氏の思い描いたビジョンであろう。

 サイゼリヤの創業者が「安さ」にこだわったのに対して、ロイヤルホストは「おもてなし」を重視した。

 いずれにしろ、レストランチェーンとして成功するには「産業化」を徹底する必要がある。ロイヤルホストは、サイゼリヤとはまた別のベクトルで産業化を推し進め、高級ファミレスとしての地位を確立したわけだ。