大和ハウスが初となる米国の物流施設に着手、なぜ今?見込まれるテナント企業は?大和ハウスにとって米国初となる物流施設開発プロジェクト(完成イメージ)

 海外では、11年8月からベトナムで「ロンドウック工業団地」の開発に着手したことを皮切りに、タイ、インドネシア、マレーシアで計12棟、総延床面積約45.6万平米のマルチテナント型物流施設を開発。今回、米国事業および事業施設事業を拡大するため、米国初となる物流施設開発に取り組む。

 建設地は、ヒューストン中心部から南西に約34キロメートルに位置。ヒューストンの主要産業道路である環状道路「Beltway8(ベルトウェイエイト)」から約3.2キロメートルに位置することに加え、取扱貨物量が急増している「ヒューストン港」の一つである「バーバーズ・カット・ターミナル」から約58キロメートル、「ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル国際空港」から約67キロメートルと、陸路、海路、空路のいずれの拠点にも容易にアクセスができる。

 ヘルスケアや石油・エネルギー、飲食料品、消費財、製造業、物流業などのテナント企業の入居を想定。環境面では、全棟で「LEED Certified」を取得予定で、うち1棟では太陽光発電設備の設置と自家消費を行うことで、テナント企業の脱炭素化に貢献する。

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