2025年卒学生向けの企業の採用活動が本格化し、人材獲得競争が始まっている。今回、オープンワークのデータを基に25年卒文系学生の就職注目企業をランキング化。その企業での働きがいや成長環境について、新卒入社の社員によるクチコミから見ていく。(ダイヤモンド・ライフ編集部)

企業活動を支える営業職
IT関連にも門戸が広がる

 企業の2025年卒学生向けの採用活動が始まり、就職活動が本格化している。

 文系学生が配属されやすい職種には営業職がある。また近年、IT化が急速に進む中でIT関連の職種も文系出身者に門戸が開かれてきた。プログラミングスキルは必須ではないが、プログラムを理解する論理的思考力やプロジェクトを円滑に進めるコミュニケーション能力が求められる。

 そんな中、学生たちの間で人気が高まっているのが、社員クチコミサイトの利用だ。企業を選ぶ際に大切なのは、自分が希望する社風や働き方がその企業に合っているかどうかをしっかり見極めるのに役立つ。

 就職・転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワーク株式会社は、OpenWork上でどのような企業に注目し検索をかけたか、企業研究を始めているのかを調査した。そのデータを基に学生が注目する企業をランキング化した。

 今回はそのランキングから、文系学生が選ぶ企業にはどんな特徴があるのか、実際に働く社員のクチコミを基に紹介する。

*対象データは、2025年卒のOpenWorkの学生ユーザー約26万人がOpenWork上でどのような企業に注目し検索をかけたか、企業研究を始めているのかを調査(23年1月1日~24年7月4日)。その結果から、文系学生16万4085人のデータを抽出した。