教師も人間、嫌いな生徒には…

 まず、学校教師です。学生によっては、受験を突破するためには塾や予備校の授業の方が効果的であると思い、学校の授業を軽視して、授業中に堂々と寝たり、先生を呼び捨てにして小馬鹿にした態度を取ったりする人もいます。

 しかし、もし少しでも、先生の評価が影響する入試を受けることを検討しているのであれば、そうした態度はやめておいた方が無難です。なぜなら、内申点制度や推薦入試などの評価などで、「嫌いな生徒の評価を低くしてやろう」と思う心理が働いても不思議ではないからです。

 先生も、聖職者である前に一人の人間です。成績が優秀でも人を見下した態度をとる人間と、成績が劣るものの素直で誠実な人間であれば、人間の情としては後者を応援したくなります。

 やろうと思えば、前者のような生徒の成績や内申点を下げるために都合の良いデータを集めて、生徒や保護者にもわかるように「成績が低い理由」を説明することもできるでしょう。大人はしたたかです。

 また、こうした事例は、別に普段から関係性のある在籍校の先生に限った話ではありません。学校の面接試験などで「初めて会う先生」であっても同様です。