まず、何かを決める時に「それを選ばない理由」「それを選ぶ理由」を考えてみることです。ここで即答できないときは、どちらでもいいのです。自分の勘でも、あみだくじでもいいので決めてください。

 このときにすぐどちらかの理由が出てくるようならば、それに従って決断してください。たとえば「やらない理由」だけ出てきたらやめておく。「やる理由」だけ出てきたらやる。

 両方出てきた場合は、比較して大きな理由になるほうを採用してください。どちらも拮抗するようなら、やってもやらなくてもどちらでもいいです。自分の勘かあみだくじで決めてください。

 当たり前のように聞こえるかもしれませんが、悩んでいる人の相談に乗ると、「えっやらない理由あるのかな?」「なぜやる必要がある?」などと思うことって結構ありませんか?意外と悩んでいるときって、長く悩み過ぎてシンプルなことが見えていなかったりするのです。ですから、この方法は案外有効です。おそらく考えをまとめるのが早い人は、無意識にこのような思考過程をたどっているはずです。