50年前の世界50大企業ランキングPhoto:JIJI

今から50年前の1974年、日本経済はオイルショックと強烈なインフレによって転換点を迎えていた。ただし、戦後20年ほど続いた高度経済成長期を経て、グローバルでの日本企業の存在感は極めて高かった。半世紀前の日本企業の躍進ぶりとは。「週刊ダイヤモンド」1976年1月3日号に収録された、鉄鋼、自動車、石油化学、銀行といった業種の世界50大企業の顔触れを順次公開していく。連載『50年前の世界50大企業ランキング』の本稿では、銀行のトップ50を紹介する。日本勢は最多の14行がランクインした。第一勧業銀行(現みずほ銀行)は11位だったが、他の銀行は何位だったのか。(ダイヤモンド編集部)

※「週刊ダイヤモンド」1976年1月3日号の記事を基に再編集。肩書や数値などの情報は雑誌掲載時のもの

銀行トップ50ランキング
日本勢が最多の14行

 各国の経済の中枢を握る銀行だけあって、ランキングにそれほど大きな偏りはない。

 50行ランキングに入った国別銀行数だけでいえば、米国(11行)と日本(14行)の2カ国が他の国を引き離している。

次ページでは、50年前の世界の銀行トップ50のランキングを公開する。日本勢は最多の14行がランク入りしている。第一勧業銀行(現みずほ銀行)や住友銀行(現三井住友銀行)や富士銀行(現みずほ銀)、三菱銀行(現三菱UFJ銀行)、日本興業銀行(現みずほ銀)、日本長期信用銀行(現SBI新生銀行)といった大手銀行は何位だったのか。