さまざまな日常的な活動でテスト
また、じっとしている時だけでなく、腕や脚を上げる、食事を取る、椅子から立ち上がる、自転車をこぐといった、さまざまな日常的な活動の下でこの新しいパッチをテストしたが、すべてのケースで従来の手法による測定値とほぼ一致した値となった。
このパッチの開発グループの1人であり、化学やナノ工学を専門とするUCSDのSheng Xu氏は「1回限りの血圧測定では、白衣高血圧(診察室血圧が家庭血圧より高い)や仮面高血圧(家庭血圧が診察室血圧より高い)を検出し難く、また日常の活動や薬剤などの影響により血圧が変化することから、正確な診断と管理・治療が困難だ」とし、「だからこそ、このデバイスをさまざまな臨床環境やリアルワールドでテストすることが非常に重要とされた」と、研究の背景を述べている。
なお、研究グループでは現在、このパッチをより改良した上で、大規模な臨床試験を実施する計画を立てている。(HealthDay News 2024年11月21日)
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