三井住友フィナンシャルグループは、現体制が発足してから1年がたった。29年4月に発足するとみられる次期体制の選考は始まっており、さらにその次の候補者も名前が挙がり始めている。特集『金融 人事コンフィデンシャル』の#7では、その最有力候補者の実名と経歴を公開する。(ダイヤモンド編集部副編集長 片田江康男)
次期トップ4は29年4月誕生へ
さらに次の候補者も選考中?
三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)の現トップ4は、國部毅・FG会長、中島達・FG社長、髙島誠・銀行会長、福留朗裕・頭取。2023年11月にFG社長を務めていた太田純氏が急逝し、中島氏が緊急登板してから現体制がスタートしており、時間はまだ1年しかたっていない。
だが、次期体制へ向けた選考はすでに始まっている。
SMFGのトップ4は6年周期で変化が訪れる。同社が発足した02年から05年までは、旧さくら銀行頭取だった岡田明重氏が銀行会長とFG会長、旧住友銀行頭取だった西川善文氏が頭取とFG社長を3年間務めたが、以降の奥正之氏→國部毅氏(現FG会長)→髙島誠氏(現銀行会長)の間隔は6年だ。
そう考えると、現在頭取を務める福留朗裕氏も6年で交代となるだろう。つまり29年4月には、次期トップ4が誕生する公算だ。では次期トップ4候補として、名前が挙っているのは誰なのか。
取材を進めると次期トップ4のみならず、さらに6年後の“その次”の候補者の選考も始まっているようだ。次ページで実名と経歴とともに明らかにしていく。