デロイトの気鋭の戦略コンサルタント・望月安迪氏が、最小の労力で最大の成果を生み出す「目的」起点の思考法を徹底解説。第1回目の動画では、なぜビジネスにおいて「目的設定」がカギを握るのかを深掘りし、デロイトで磨き上げられた実践的な「思考の型」を伝授する。

まず「目的」を直視せよ

 がむしゃらに努力しても、思うような成果が出ない。

 一生懸命に作った資料が、上司からダメ出しの嵐。

 その原因は、「目的」起点の思考法の欠如にある。

 企業経営から日々のメール作成に至るまで、あらゆる仕事は「目的」から考えなければならないと望月氏は言う。 この視点を持つだけで、成果の質が劇的に変わるのだ。

 では、正しく「目的」を設定するにはどうすればよいのか? その答えは、「5つの基本動作」と「三層ピラミッド」にある。 まずは、「目的」の本質を理解し、効果的な目的設定の基本を学ぼう。

もちづき・あんでぃ/1989年生まれ。飛び級で大阪大学大学院 経済学研究科 経営学・金融工学専攻修了。経営学修士(MBA)。2013年、デロイト トーマツコンサルティング(DTC)に参画。経営戦略策定・M&A案件を専門とするStrategy&M&Aユニットにも所属。ファーム内で数パーセントの人材に限られる最高評価(Exceptional)を4年連続で獲得、複数回の年次スキップを経てシニアマネジメント職に昇格。デロイト トーマツ グループ全体を対象とした「ロジカルシンキング」研修講師を担当、初年度で200名以上の受講生を受け持つ。著書『目的ドリブンの思考法』『シン・ロジカルシンキング』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。