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人的資本に関する情報開示が義務化されて2年目を迎えた。上場企業はもとより、開示義務のない非上場企業においても、この動きは加速している。開示指標として、特にエンゲージメントサーベイスコアを開示する企業が増加している。今回、Great Place To WorkR Institute Japan(GPTW Japan)が発表したデータを基に、人的資本投資における狙いや実現したい目標の発信を重視する先進的な企業の特徴について詳しく解説する。(ダイヤモンド・ライフ編集部 大根田康介)
24年版の評価ポイントは
「休暇のとりやすさ」
2025年2月、Great Place To Work Institute Japan(以下、GPTW Japan)は、2025年版日本における「働きがいのある会社」ランキングベスト100を発表した。
働きがいのある会社とは、マネジメントと従業員との間に信頼があり、一人ひとりの能力が最大限に生かされている会社のことを指す。総計657社が参加し、一定水準を満たした会社の中から上位100社がランキングされた。
100社のランキングは、大規模部門(社員1000人以上)、中規模部門(同100~999人)、小規模部門(同25~99人)という3つのカテゴリーに分かれており、各部門ごとの選出社数の合計が100社となる。
23年版と24年版で比較すると、最も改善した設問は「休暇のとりやすさ」だった。各社が柔軟な働き方に取り組む様子がうかがえる。
では、25年版ではどんな取り組みが評価されたのか。