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企業の人気や“実力”を表す格好のバロメーターとなるのが、“トップエリート集団”である東京大学と京都大学の就職者数だ。そこで今回、東大と京大の2024年3月卒業・修了の就職者数を徹底的に集計し、全17業界670社に及ぶ大規模な「東大・京大就職者数」の企業ランキングを作成した。特集『17業界670社 東大・京大就職者数ランキング』(全17回)の#7では、国の研究機関など23組織のランキングを紹介する。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)
研究機関23組織の
東大・京大就職者数ランキング
東京大学と京都大学の卒業生を数多く採用しているのはどの企業か――。
日本を代表するトップエリート集団である東大・京大生の就職者数は、企業の勢いや採用力といった“実力”を表す分かりやすいバロメーターだ。トレンドに敏感な学生動向を反映するだけでなく、単なる就職者数ランキングだけでは見えてこない、トップエリートが集う“知られざる”名門企業の存在も浮き彫りとなる。
そこで今回、「東京大学新聞」と「京都大学新聞」に掲載されたデータを基に、2024年3月卒業・修了の就職者数を1人単位で徹底的に集計。上場企業以外の非上場企業はもちろん、官公庁、研究機関なども網羅した全17業界670社に及ぶ大規模な「東大・京大就職者数」の企業ランキングを作成した。上位企業だけ抜粋したランキングでは知ることができない少人数採用の企業も一覧で公開するほか、東大生に比べてあまりフィーチャーされることの少ない京大生の細かな就職動向について紹介していこう。
今回は、物理学や工学、医学など国や公共の研究機関23組織のランキングを紹介する。
国が所管する独立行政法人の中でも、特に研究開発を目的とする組織を国立研究開発法人と呼ぶ。理化学研究所(理研)や産業技術総合研究所(産総研)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)など、現在約30の組織が存在しており、日本の科学研究をリードする存在だ。
これらの組織では、“新卒”のイメージが分かりやすい事務系職員だけでなく、若手研究者としての採用や任期登用などもあり、多数の理系人材が就職・所属している。
では、その中でトップクラスの頭脳を持つ東大・京大生が多数集まっているのはどの組織なのか。次ページでその詳細をチェックしていこう。