17業界670社 東大・京大就職者数ランキング#9Photo:PIXTA

企業の人気や“実力”を表す格好のバロメーターとなるのが、“トップエリート集団”である東京大学と京都大学の就職者数だ。そこで今回、東大と京大の2024年3月卒業・修了の就職者数を徹底的に集計し、全17業界670社に及ぶ大規模な「東大・京大就職者数」の企業ランキングを作成した。特集『17業界670社 東大・京大就職者数ランキング』(全17回)の#9では、鉄道や航空、海運など運輸業界17社のランキングを紹介する。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)

人気企業が多い運輸業界
東大・京大生の就職者数は?

 東京大学と京都大学の卒業生を数多く採用しているのはどの企業か――。

 日本を代表するトップエリート集団である東大・京大生の就職者数は、企業の勢いや採用力といった“実力”を表す分かりやすいバロメーターだ。トレンドに敏感な学生動向を反映するだけでなく、単なる就職者数ランキングだけでは見えてこない、トップエリートが集う“知られざる”名門企業の存在も浮き彫りとなる。

 そこで今回、「東京大学新聞」と「京都大学新聞」に掲載されたデータを基に、2024年3月卒業・修了の就職者数を1人単位で徹底的に集計。上場企業以外の非上場企業はもちろん、官公庁、研究機関なども網羅した全17業界670社に及ぶ大規模な「東大・京大就職者数」の企業ランキングを作成した。上位企業だけ抜粋したランキングでは知ることができない少人数採用の企業も一覧で公開するほか、東大生に比べてあまりフィーチャーされることの少ない京大生の細かな就職動向について紹介していこう。

 今回は、鉄道会社や航空会社、海運会社など運輸業界17社のランキングをお届けする。

 鉄道会社は、鉄道部門だけでなく都市の再開発など“華やかな”事業もあり、学生の人気が高い。また、航空会社は海外ビジネスと直結するなど、こちらも“花形産業”として人気を集める。

 その中で、“エリート”である東大・京大生が多数就職しているのはどの企業なのか。

 早速、次ページでその詳細をチェックしていこう。