17業界670社 東大・京大就職者数ランキング#13Photo:VCG/gettyimages

企業の人気や“実力”を表す格好のバロメーターとなるのが、“トップエリート集団”である東京大学と京都大学の就職者数だ。そこで今回、東大と京大の2024年3月卒業・修了の就職者数を徹底的に集計し、全17業界670社に及ぶ大規模な「東大・京大就職者数」の企業ランキングを作成した。特集『17業界670社 東大・京大就職者数ランキング』(全17回)の#13では、自動車、機械、鉄鋼など重厚長大の製造業40社のランキングを紹介する。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)

東大・京大生の就職者数ランキング
製造業で最も多い企業は?

 東京大学と京都大学の卒業生を数多く採用しているのはどの企業か――。

 日本を代表するトップエリート集団である東大・京大生の就職者数は、企業の勢いや採用力といった“実力”を表す分かりやすいバロメーターだ。トレンドに敏感な学生動向を反映するだけでなく、単なる就職者数ランキングだけでは見えてこない、トップエリートが集う“知られざる”名門企業の存在も浮き彫りとなる。

 そこで今回、「東京大学新聞」と「京都大学新聞」に掲載されたデータを基に、2024年3月卒業・修了の就職者数を1人単位で徹底的に集計。上場企業以外の非上場企業はもちろん、官公庁、研究機関なども網羅した全17業界670社に及ぶ大規模な「東大・京大就職者数」の企業ランキングを作成した。上位企業だけ抜粋したランキングでは知ることができない少人数採用の企業も一覧で公開するほか、東大生に比べてあまりフィーチャーされることの多くない京大生の細かな就職動向について紹介していこう。

 今回は、自動車、機械、鉄鋼など重厚長大の製造業40社のランキングを紹介していく。

 製造業の中でも、自動車や機械、重工業などは日本を支える基幹産業だ。大量の人手が必要となる製造現場のスタッフを中心に高卒、高専卒などの採用も多いが、研究開発や事務部門などで活躍する優秀なトップエリートの獲得にも、各社が力を入れている。

 では、そんな製造業で東大・京大生の就職者数が多いのはどの企業なのか。早速次ページで、その全貌を見ていこう。