
企業の人気や“実力”を表す格好のバロメーターとなるのが、“トップエリート集団”である東京大学と京都大学の就職者数だ。そこで今回、東大と京大の2024年3月卒業・修了の就職者数を徹底的に集計し、全17業界670社に及ぶ大規模な「東大・京大就職者数」の企業ランキングを作成した。特集『17業界670社 東大・京大就職者数ランキング』(全17回)の最終回では、ゲーム・その他製品業界19社のランキングを見ていこう。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)
東大・京大の就職者数が多い企業は?
ゲーム・その他製品業界のランキング
東京大学と京都大学の卒業生を数多く採用しているのはどの企業か――。
日本を代表するトップエリート集団である東大・京大生の就職者数は、企業の勢いや採用力といった“実力”を表す分かりやすいバロメーターだ。トレンドに敏感な学生動向を反映するだけでなく、単なる就職者数ランキングだけでは見えてこない、トップエリートが集う“知られざる”名門企業の存在も浮き彫りとなる。
そこで今回、「東京大学新聞」と「京都大学新聞」に掲載されたデータを基に、2024年3月卒業・修了の就職者数を1人単位で徹底的に集計。上場企業以外の非上場企業はもちろん、官公庁、研究機関なども網羅した全17業界670社に及ぶ大規模な「東大・京大就職者数」の企業ランキングを作成した。上位企業だけ抜粋したランキングでは知ることができない少人数採用の企業も一覧で公開するほか、東大生に比べてあまりフィーチャーされることの多くない京大生の細かな就職動向について紹介していこう。
今回は、ゲーム業界に加え、アパレルや印刷業などその他多数の製品業界、計19社の就職者数をチェックしていこう。
典型的な製造業とは異なり、その身近さやキャッチーさから学生の間で人気なのがゲーム業界だ。採用数が決して多いわけではなく、“就職難易度”も高い。その中で、東大・京大生が多数就職しているのはどの企業なのか。
任天堂とソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)という二大巨頭を筆頭に、カプコン、コーエーテクモ、バンダイナムコ、セガ、コナミといったグループや、アシックス、ミズノなどのアパレル企業、TOPPAN、大日本印刷などの印刷企業の詳細を確認していこう。